ソロス・ファンドがペトロブラス株売却か、金投資は継続
[ボストン 16日 ロイター] 米著名投資家ジョージ・ソロス氏のソロス・ファンド・マネジメントが16日、米証券取引委員会(SEC)に提出した保有株式に関する報告書で、同ファンドが第2・四半期に金連動型ETF(上場投資信託)への投資を継続した一方、ブラジルの国営石油会社ペトロブラス(PETR4.SA: 株価, 企業情報, レポート)(PBR.N: 株価, 企業情報, レポート)株を売却した可能性があることが分かった。
それによると、金連動型ETFであるSPDRゴールドトラスト(GLD.P: 株価, 企業情報, レポート)の6月末時点の保有株式数は524万株(6億3800万ドル相当)。第1・四半期末の559万株からは減っているものの、ドル換算価値では最大の投資先となっている。
一方、第1・四半期に最大の投資先だったペトロブラスの米国預託証券(ADR)については記載がない。3月末時点の保有株式数は約1500万株だった。
ソロス氏が四半期ごとの持ち株の変動について説明することは通常なく、ソロス・ファンドのスポークスマンもコメントを拒否した。
ファンドが特定の株の取引を活発に行っている場合、ファンドマネジャーは四半期報告への記載を見送ったり、機密扱いを求めたりすることができる。
ソロス・ファンドのようなファンドマネジャーは、四半期終了後45日以内にフォーム13F報告書を当局に提出しなければならないが、報告義務があるのは米国に上場されている株式と関連のデリバティブ(金融派生商品)のみで、債券や他の証券類、ショートポジション(空売り残高)などは通常公表されない。
-以上全文ロイターより引用-
0 件のコメント:
コメントを投稿